第4章 ◆愛撫の快感 ★★★☆☆
「あ……はせべ、さん……」
良かった……主も気持ち良さそうだ。
着物をずらし、彼女の肌を剥くが、もう主は抵抗しなかった。
俺にすべて任せている。恥じらいつつも俺を信頼し、任せているのだ。
なんて可愛いんだ……主。
たまらなくなり、主の可愛らしい胸の先を口のなかに含んだ。
「あっ……ん……あぁ」
甘く響く主の声。
柔らかく、かすかに母性を感じる彼女の胸に、俺は夢中で顔を埋めていた。
「主……大丈夫です。固くならず、力を抜いていて下さい」
「は、はい…。あん……あのっ、でも……これは、何をしているんですか…?」
「……準備をしています」
手を伸ばし、まだ隠された彼女の脚の付け根にそっと添えた。主はピクッと反応したあと、真っ赤になって俺を見上げてくる。
ああ……。
「……主の体に快感を与えて差し上げなければ、ここは、俺の指を受け入れる準備ができません」
「指って……あのっ、まさか……ここに入れるのですか?」
「ええ」
「は、長谷部さんっ……」
「大丈夫です。俺を信じてください」
主は涙目のまま、やがて時間をかけて頷いた。
俺は準備の続きを再開し、彼女の胸を愛撫する。
網膜に焼き付くほど、自分の下で快感に耐える彼女をじっと観察した。