• テキストサイズ

【刀剣乱舞】*夜伽のお時間*【R18】

第4章 ◆愛撫の快感 ★★★☆☆



ゴクリと喉が鳴った。

指を入れる…だと……?

前回は口付けまでだったのに、いきなり主にそんなことをしろと?

慣らさなければ痛むかもしれないし、第一、主だってお嫌だろう。

まだ主の着物の中へ触れたことすらないのに……。

すぐそばにいる主の顔を伺った。

きっと真っ赤になって俯いているだろうと思ったが、主は目をぱっちりと開き、首を傾げながらまだ通達を見ている。

「長谷部さんは、お分かりになりますか?」

「え?」

「指を挿入する、とは、一体どこにでしょうか。場所が書いてないですよね」

主……

本当に、何も知らないのか……?

「……場所は、分かります」

「どこですか?」

「ええと…」

あまりに素直な質問に、俺は答えられず口元を押さえた。

何も知らない無垢な主に、今夜、俺は……。

「…大丈夫です。主は何も心配なさらず、俺に身を任せて下さい」

「本当ですか? 良かった、心強いです」

昨夜の山姥切でさえ、主のそこには触れたことなどないはずだ。

もう誰にも触れさせない。昨夜のことなど、今夜のことで忘れさせてみせる。

/ 316ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp