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【刀剣乱舞】*夜伽のお時間*【R18】

第4章 ◆愛撫の快感 ★★★☆☆




◆◆◆◆



今夜は主との夜伽の日。
あともう少し経ったら部屋へ行かなければ。

昨夜、主は遠征から帰った山姥切の傷を癒すため、一晩中手入れ部屋に籠っていらっしゃったようだから、おそらくお疲れだろう。

甘いものでもご用意して行くか。

……大丈夫だ。山姥切なら、心配ない。
彼は主の初期刀だから、主も信頼を置いているだけ。

俺より出会いが早かっただけのことで、奴は主と特別な関係などではない。

─『私が一番信頼しているのは、長谷部さんですから…』─

主もそう言っていた。
俺はまたその言葉を思い出し、体が熱くなる。


俺は燭台切から、桃を型どった練り菓子を調達し、主の部屋へと向かった。

「…主、よろしいですか」

「はい! 長谷部さん、入ってください」

……主、ずいぶんと元気なお声だ。

障子を開けると、機嫌が良さそうに微笑んでいる主が迎えてくれた。

「長谷部さん、それは何ですか?」

「練り菓子です。連日お疲れかと思いましたので」

「わあ、ありがとうございます…! お茶を淹れますね」

可愛らしい表情で練り菓子をお口に運ぶ主に、こちらも頬が綻ぶ。
甘味を召し上がるときの主は幸せそうで、見ていると心が落ち着いた。

「何か良いことでもありましたか?」

俺がそう問いかけると、主はふふ、と笑った。

「はい。……昨夜、少し」

昨夜……?

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