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【刀剣乱舞】*夜伽のお時間*【R18】

第3章 ◆甘い口付け ★★☆☆☆



……しかし、今夜はそれは許されない。

「怒ってなどいませんよ、主。……お体の疼きは心配されることはありません。夜伽をするなら、自然なことですから」

「本当ですか?」

主はホッとした柔らかい笑顔を見せた。

……ああ、可愛いな。このお顔は、いつも俺の些細な迷いごとを吹き飛ばしてくれる。

優しい彼女は、誰にでも微笑みかける。
出陣した者を労い、怪我をした者に付き添い、悩みを打ち明ければ誰であろうと力になる。
彼女のそんなところを審神者として尊く思いながらも、男としては身が焦がれるばかり。

……はやく、俺だけのものにしたい……。

「あの、長谷部さん。今日はそろそろ休みましょうか」

「え?……はい」

欲求が高まったところで終わりを告げられ、俺は下半身を静める準備をした。
…今日はこれで終い、か…。

「あ、長谷部さん、最後にちょっとだけいいですか?……お嫌かもしれませんが…」

「はい?」

主は突然、立ち上がっていた俺のそばにそろそろと寄ってきて、顔を近づけてくる。

……え……?


─ちゅ…─

唇に、控えめな口付けをされた。


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