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【刀剣乱舞】*夜伽のお時間*【R18】

第3章 ◆甘い口付け ★★☆☆☆






(わっ…、わわわ…)

長谷部の唇が軽く触れたのを感じると、主はつい目を開けた。

彼は唇を触れさせただけで一旦離れ、至近距離のまま、目を泳がせている彼女にわずかに笑いかける。

「…主、大丈夫ですか」

「…は、い…」

(どうしよう…長谷部さんと、口付けしちゃった…)

視界がトロンとぼやけてく。

(…格好いい…)

見たこともないような甘い顔を向ける長谷部に、主は見惚れ、夢見心地となった。

長谷部ももちろん緊張しているのだが、主の緊張が自分以上だと感じると、彼女を可愛らしく思い、笑いかける余裕があったのだ。

男である自分が彼女を導いて差し上げなければ、という使命感もある。

(主、やはり慣れていらっしゃらない…。なんて可愛らしい……)

彼女との口付けは待ちわびた感覚だった。
耳への愛撫をした夜も、本当は彼女に口付けをしたくてたまらなかった。

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