第16章 ◆番外編3「見合い」
長谷部さんは私の上に跨がると、胸元から着物を脱がし胸を揉みしだいていく。
両手は解放されたのに、私はそれをそのまま頭の上に放ったままにした。
「ん…ぁ…長谷部さん…」
いつもより強い力で揉まれた胸は、少し張ったあとですぐに柔らかくなっていく。
全部、長谷部さんのもの…。
自分の体をそう思うと、すべてを彼に捧げたくなった。
恥ずかしさを抑え、以前、猥本を読んだときに得た知識をひとつ披露することにする。
「長谷部さんの……ここに、挟んでみていいですか…?」
「……えっ…」
さすがに驚いた顔をする長谷部さん。
私は彼のズボンの上からソレを撫でると、自分の谷間を指差した。
「長谷部さんは…興味ありませんか…?」
「いえ、それはっ…あのっ…」
めちゃくちゃにすると言ったのに、いつも優しく抱いていくれる。
もっと好きにしていいのに。
酷いことだってしていい。
長谷部さんにされるなら、なんだって気持ちいいから。
「…私は興味があります…お願い、長谷部さん…」
じっと目を合わせると、彼がごくりと唾を飲んだ音がした。
私はそれを許可と受け取り、彼のズボンからモノを取り出すと、硬くなっているソレを谷間へと導いていく。
長谷部さんもそれに従い、腰の位置を私の胸までずらしていった。
「…長谷部さんの、もうこんなに硬くなってる…」
じっくりと観察したあと、はち切れそうなソレに水分を与えるため丁寧に舐めてから、私の胸に挟んだ。
「…あっ…あ…主っ…本当に、いいんですかっ…?」
「はい…動かしてみてください」
ソレを私の胸に挟んだまま、長谷部さんは腰を前後させ始めた。