• テキストサイズ

【刀剣乱舞】*夜伽のお時間*【R18】

第16章 ◆番外編3「見合い」



─ちゅ…ちゅ…─

「ん…んっ…長谷部さ…」

「ハァッ…俺がそんなことを思うわけがないでしょうっ…」

「じゃあ…どうして…」

熱い息をしながら、長谷部さんは私と額をくっつけて、じっと目を見つめてくる。

彼の綺麗な目に見つめられると、意識がぼうっとする。

「ずっと考えていたんです。主はどんな気持ちで見合いをしたのか…報酬のためなら、俺のことなど気にも留めて下さらないのかと…。俺ばかりが主を想っているだけなのかと悲しくて、相手の男への嫉妬で狂いそうで…あの日は自分を抑えられず、貴女に酷いことをしました」

酷いことというのは、お見合いの会場で私を弄ったことだろう。

たしかにあのときはいつもの長谷部さんではなかった。

「長谷部さん…」

「帰ってからもそうです。主に酷いことをしてしまいそうで…口づけをしてしまったら、自分を止められる自信がありませんでした。…貴女が泣くまで、めちゃくちゃに抱き潰してしまいそうで」

めちゃくちゃに抱き潰す、と言われ、私は身体の奥底から熱くなった。

その熱は食道を上がってきて、はぁはぁという荒い息となって私の興奮を盛り上げていく。

めちゃくちゃに抱かれたっていい。

長谷部さんにそんなふうに求められたい。

/ 316ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp