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【刀剣乱舞】*夜伽のお時間*【R18】

第16章 ◆番外編3「見合い」



死角になって気付かれないのをいいことに、長谷部さんの手は私の太ももへと移動し、ゆっくりと撫でていく。

「…っ…」

「よく考えたら俺、ポケ子ちゃんなら全然アリだなぁ」

「…はは…」

正直、先輩さんの話は全然頭に入ってこない。
とても冗談に付き合うなんてできなくて、苦笑いでやり過ごすのが精一杯だった。

「どう? 俺なんて」

先輩さんが、そう言ったときだった。

長谷部さんの手が、着物の上から足の間を刺激してきたのだ。

「…っ…」

こんなことされたら、声が出ちゃいそうっ…。

あまりに大胆な触り方にこれ以上はまずいと判断し、私は長谷部さんの手を掴んで立ち上がった。

「あの、先輩さんっ…私、ちょっと着物が崩れてしまったので直してきます!」

「そ、そう? じゃあ隣の部屋使って…」

「はい! お借りします! 長谷部さんにも手伝ってもらうので一緒に失礼しますね!」

「…え、直してもらうの? …それはどうなんだ?」

私は襖の向こうの部屋に長谷部さんを引っ張っていき、中へと入った。

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