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【刀剣乱舞】*夜伽のお時間*【R18】

第16章 ◆番外編3「見合い」



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仕出しの食事をいただきながら、先輩さんとは過去の話や今の本丸の話をした。

乱さんはたまに明るく会話に交じるものの、私の隣にいる長谷部さんは静かに座っているだけで、一言も話そうとはしない。


話が落ち着いてきたとき、先輩さんは私をじっと見て言った。

「…しかし、ポケ子ちゃん、一人前になったよね」

「本当ですか?」

「うん。それにねぇ、綺麗になったよ。いい女になった」

先輩さんから言われるとは思っていなかったことを言われ、私は冷や汗が出てきた。
…長谷部さんの前であまりそういう話はしたくないのに。

「あはは…ありがとうございます」

「お見合いなんだし、せっかくだから口説いちゃおうかなぁ」

今はそういうこと言わないで先輩さん…!
からかってるって分かるけど…!

苦笑いでやり過ごそうとしていると、机の下で、膝の上にあった私の手を長谷部さんの手が握ってきた。

「…っ」

長谷部さん…また…。

目の前に先輩さんと乱さんがいるし、反応してはだめだ。怪しまれてしまう。
ちらっと長谷部さんの顔を横目で確認しても、変わらず澄ました表情である。

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