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【刀剣乱舞】*夜伽のお時間*【R18】

第3章 ◆甘い口付け ★★☆☆☆



「昨晩はお疲れ様でした。ちょうどよかったです。長谷部さんもいらっしゃるので、ぼくのほうで集めた情報をお伝えします」

「情報?」

「はい。突然の通達でしたので、どの本丸でも混乱状態となっているようです。近侍の座の奪い合いが起きた本丸や、通達に背いて実践しなかった本丸、はたまた乱交騒ぎとなる本丸まで…。
こんのすけは、無事に一夜目を終えた主さまと長谷部さんに安心しました。さすがは息の合ったお二人です!」

「…そ、そうかな…?」

息が合ってても、とても平然とできることじゃないんだけど…とツッコミを入れたくなった。

ちらりと長谷部さんを見ると、目があって、少し照れくさくて目を逸らす。

「これで本当に、主に俺の力をお貸しできているのか?」

長谷部さんはこんのすけさんに問いかけた。

「もちろんです。実は一部、力の弱まりが顕著な本丸に対しては、この通達はもっと前に送られていたようでして、すでに効果が確認されております。その本丸から、今後の通達の情報を入手してきました」

私と長谷部さんは顔を見合わせた。

今後の通達。
それについては今は、何も分かっていない。これからどんな手順を踏んでいくのか。そしていつまで続くのか…。

「まず、夜伽の指示は二日に一度ございます。指示がないのに触れ合うことは禁止です。晩の通達を確認したのちに速やかに行ってください。時間に定めはありませんが、長く時間をかけられたほうが効果は高まります。また、魂を高めるためには通達された手順を厳格に守るように、とのことです」

「…手順を破ればどうなる」

こんのすけさんの話に、長谷部さんはなぜかそう質問をした。

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