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【刀剣乱舞】*夜伽のお時間*【R18】

第16章 ◆番外編3「見合い」



先輩さんはこのお手紙のとおり、親しみやすい人だ。

私のことは妹みたいに思ってるって言っていたし、先輩さんとなら嘘のお見合いをしても迷惑はかけないと思う。

「ううーん…でも、他の男と食事か…僕だったらやっぱり嫌だなぁ。だいたいその人が本当に口説いてこない保証なんてないし。行くとしても、長谷部くんに一回聞いてみたほうがいいんじゃない? 黙ってお見合いに行くなんて主だって複雑でしょ?」

それは、分かってる…。
行くべきじゃないって分かってるけど…。

長谷部さんに言ったら、絶対に行かないでって言われるに決まってる。
お守りのためなんて言ったら余計に。

…でも私は…なんとしても、長谷部さんのお守りがほしい…。

「……長谷部さんには、言いません。内緒で行きます」

「えぇ!? ちょっと、主…どうしたの?」

「相手が先輩さんなら心配ありません。長谷部さんに反対されたって、私は行きます。…だから、その日は燭台切さんが近侍になって下さい」

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