第15章 ◆番外編2「現代遠征」
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─くちゅ…くちゅ…─
長谷部が愛撫を始めて、なんと一時間が経過していた。
彼女の脚を押さえつけて好き勝手に突起を舐めながら、指でナカをほぐしている。
「長谷部さんっ…私、もうっ…また、イッちゃ…」
「またですか? もう何度目でしょうか」
本当に、何度目か分からないほど彼女は長谷部にイかされている。
片手では数えられない。
イッてすぐは彼女も麻痺してしまうため、長谷部はわざと数分の時間を置き、痙攣のおさまった彼女にまた舌と指の愛撫を再開するのである。
それがこの一時間で、何度も繰り返されていた。
─ちゅぱ…ちゅぱ…─
「だめ…だめだめ、長谷部さんっ…やっ…あんっ…またイッちゃう、てばぁっ…」
「ええ、いいですよ」
「んっ…これ以上、イッたらっ…変になっちゃいますっ…」
「…何を言うんです。まだ何度もイッていただきますよ」
「あっ…だめ、あっあっあっ…やああああんっ!」
そして主が何度目かの絶頂を迎えた後、長谷部は体勢を変えた。
やっと挿入を開始するのである。
まずは普通の、彼女を寝かせて向かい合った姿勢で挿入し、ねっとりと腰を揺らす。
「あっ…あっ…あっ……」
一定のリズムで、もう潤ってふやけている彼女のナカをゆっくりと突く。