第15章 ◆番外編2「現代遠征」
自分でも分かるほどに彼女のナカは柔らかくなっており、長谷部のモノを迎え入れるように絡み付いていった。
長谷部はわざとゆっくり、丁寧に、しつこくそれを練りまわし、ナカをかき混ぜていく。
─…ぬちゅ…ぬちゅ…─
「…やっ…んっ…そんなに、ゆっくり…あっ…」
麻痺している彼女にとってちょうど良い速度ではあるが、これでは長谷部はイけないはず。
主はそう察して声をかけたが、長谷部はねっとりとした動きを止める様子はなかった。
彼は自分がイくことが目的ではない。
主に自分の執着的な愛を分からせたいのだ。
彼女の体を手懐けて、快感に溺れさせ、刻み込ませる。
それをするためには、じっくりと時間をかけて彼女を堕とすことが目的だった。
「ほら、主…。次はこっちです」
次はころんとうつ伏せにして、彼女の尻を引き上げ、またすぐに後ろから挿入する。
別の体勢になっても変わらず彼女のナカにモノの形を教え込むよう、ゆっくりと抜き差しを開始した。
「やっ…やぁん…長谷部、さんっ…」
焦れったいが肉感のある感触が、どうにも気持ち良くてたまらなかった。
お互いの繋がった部分がとろけそうで、二人はそれをゆっくりと味わう。