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【刀剣乱舞】*夜伽のお時間*【R18】

第15章 ◆番外編2「現代遠征」



─ちゅぱっ…ちゅぱっ…ちゅぱっ…─

「ハァッ…ハァッ…うっ…」

主のねっとりとした舌の感触は、布団で隠されていると余計に顕著に伝わってくる。

もしかして、彼女から誘ってくれているのだろうか。長谷部はそう思うと嬉しくなり、素直にこの快感に酔いしれていた。


長谷部はこれ以上されるとイく、というところで、一度布団をとって彼女の顔を確認しようとした。

しかし、長谷部はギョッとした。
暗い中でも、主の目から涙が溢れていることが見て分かったのだ。

「主っ…!?」

彼女の涙を目にした途端、長谷部の理性は一瞬で戻り、反射的に彼女の口から自身を抜いた。

「どうされたんですか!? なぜ泣いてらっしゃるんです!」

もしや自身を舐めることが泣くほど嫌だったのか、という予想も立ったが、さすがにそれなら彼女からしようとはしないはずだと思い直す。

するといよいよ心当たりがなく、長谷部は慌てて彼女を抱きしめ、慰めるしかなかった。

「…うぅっ…長谷部さんっ…」

「主っ…どこか痛いんですか? 何があったんです?」

心配そうな顔で長谷部に覗き込まれると、彼女はさらに切ない顔で涙を流した。

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