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【刀剣乱舞】*夜伽のお時間*【R18】

第2章 ◆耳元で愛を ★★☆☆☆




─ちゅぱ…ちゅ…─


潤った音はしばらく室内に響き渡り、さらに二人分の衣擦れの音と、くぐもった吐息だけが聞こえていた。

長谷部は隙を見て主を押さえ、愛撫をする側に戻る。
するとまた主も隙を見て、彼を愛撫する。

代わる代わるお互いを攻め合い、激しく求めうのだった。

終わりはいつ来るのか、お互い相手が言い出すことを待っていたのだが、長谷部の方が先に根を上げることとなった。

「……あ、主、あのっ…そろそろおやすみにならなくても大丈夫ですか? 明日もやることが、おありなのでしょうから…」

彼の言葉にハッとして、彼女は離れた。

「…そ、そう、ですね…」

(夢中になりすぎちゃった…長谷部さん、困ってたかな…)

彼女を心配するふりをしていたが、長谷部が言い出した理由は違っていた。
これ以上主と触れ合っていたら、いよいよ高ぶった熱を放出しなければ気が済まなくなる。そう踏んだからだ。

先ほどから、股関がピクピクと脈を打っている。

このままではこれに手を触れずとも、耳の愛撫をしあっているだけで果てるかもしれない。そんな予感すらさせるほど、長谷部にとって、この状態は危ういものだった。

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