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【刀剣乱舞】*夜伽のお時間*【R18】

第14章 ◆番外編1「猥本」




◆◆◆◆


長谷部さんがお稽古に行って不在のとき、私が縁側を通りかかると、鶴丸さんと燭台切さんがいた。

鶴丸さんが楽しそうに騒いでいて、燭台切さんは苦笑いをしている様子。

「何してるんですか?」

せっかくなので声をかけてお隣にしゃがむと、鶴丸さんは私を見てニヤリとした。

「主! ちょうどいいところに来たなぁ」

「え?」

「ちょっと鶴さんやめときなって。あとで長谷部くんに怒られるよ?」

止めに入った燭台切さんだけど、長谷部さんの名前を出されると余計に気になってしまう。

身を乗り出して、鶴丸さんの手元を覗いた。

「…これって…」

「見たことあるか? 主。猥本だ! 猥本。万屋に専用の棚ができたんだぜ」

鶴丸さんが開いている本には、裸の女の人がたくさん描かれている。
春画というにはすごくリアル…。

「…もう、鶴丸さんたら…」

「ほら、ここ見てみな。『男が悦ぶ夜伽特集』! 色々書いてあるだろ? …主と長谷部はどんな感じの夜伽をしてんだろうなって、今話してたんだ。なあ? 光坊」

「いや僕を巻き込まないでよ…」

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