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【刀剣乱舞】*夜伽のお時間*【R18】

第12章 ◆長谷部の恋 ★★☆☆☆



真っ直ぐな二度目の告白。

主は返事ができなかった。
返事をすればまるで、これが最期になるような気がしたのである。

「治ったらっ…私もお返事しますから…今は…」

「…主…いいんです…返事はいりません…俺が貴女を想っていることを覚えていてもらえれば…」

しかしこう返されたことで、これこそ最期のような気がしたため、主は慌てて返事をした。

「長谷部さんだけじゃないっ…私も長谷部さんが大好きですっ…」

「……主、俺の"好き"というのは……」

「分かってます…! 私も同じです!私の心も身体も、ずっと長谷部さんのものですっ…!」

長谷部はここで、目を見開いた。

しかしすぐに流れていく。

「…貴女は優しいですね…最期にこんな幸福な言葉をいただけるとは…」

「嘘じゃないですっ…! それに、最期でもないっ…」

「………主。俺を刀解してください」

ついに言われてしまった。
長谷部がそう言いたいのではないかと、彼女はうすうす感じていたのだ。


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