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【刀剣乱舞】*夜伽のお時間*【R18】

第10章 ◆酔いの告白★★★☆☆



「分かった。あんたが苦痛に感じていないなら、これ以上はいい。何かあれば俺に言え。想っている相手には言いずらいこともあるだろ」

「山姥切さん…ありがとうございます」

秘密を共有できたことで、主は安堵した。
想い人である長谷部には言えないこともある、たしかにそうだと彼女は感じた。

さっそく、モジモジと手を動かしながら、相談を持ちかける。

「あの…山姥切さんは、どう思います? 長谷部さんと私のこと…」

「………それは、色恋がどうなるかって話か?」

ずばり言い直され、主はさらに小さくなる。

「可能性は…あると思いますか…? も、もちろん分かってます! 付喪神であるお相手と、ただの人間である私なんて釣り合わないこと…」

「…そんなことはないだろ。あんたと長谷部、そうだな……本当は俺から言えることじゃないが、見てれば分かる。言っていいのか?」

「はい! どう思いますか?」

気になりすぎた主は山姥切の両肩を掴み、鼻先をぐっと近づけた。
神妙な顔で答えを待つが、そのとき──

「主! 何をしているんですか!」

やってきた長谷部が主の体を抱え込み、山姥切から引き剥がした。

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