第10章 ◆酔いの告白★★★☆☆
◆◆◆◆
それから三日後、朝。
─ちゅぱ…ちゅ…─
「…ぁ…長谷部さん…あっ…」
─ちゅぱ…ちゅぱ…─
「ゃ、あん…そこ、ばっかり舐めちゃ、や…」
─ちゅぱ…ちゅぅ…─
「あっ…あっ…長谷部さん、ってばぁ…」
主は布団の上で仰向けにされ、長谷部に蜜を吸われていた。
かれこれ始まってから数分経っているが、彼女がイく寸前で長谷部が舌の刺激を弱めるため、なかなか達することができない。
早朝にも関わらず二人がこんなことをしているのは、長谷部が挨拶のために部屋へ来た途端に『近侍が審神者に口淫せよ』という指示が出たからである。
「もう慣れたでしょう、主。何度もしているんですから」
主の突起を舌でいじりながら、長谷部が言った。
「そ、そうですけど…ぁん…んっ…」
この三日間で、この指示は三回出ている。
審神者から近侍へ、という指示も昨夜一度だけ出たが、それは長谷部の希望で湯殿で行った。
しかし、長谷部は主へ口淫する指示については湯殿へは行かず、こうして恥ずかしがる彼女をそのまま押し倒して行為を仕掛けるのである。