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【刀剣乱舞】*夜伽のお時間*【R18】

第9章 ◆情熱合わせ ★★★★☆



「ハァ…ハァ…」

しばらくそのまま、俺たちは息を整えていた。
彼女に挟まったままの俺のモノは、次第に硬さを失った。

やがて力が抜けた主は俺にもたれかかり、胸の中に収まってくれる。

「…主…ありがとうございました…」

昂った熱は一旦落ち着き、腕の中にいる彼女にお礼を言う。
こんな場所での非礼を先に詫びるべきなのに、主は全く咎めることはせず、うっとりと頬を赤らめて頷いてくれる。

「…長谷部さんすごい…。気持ち良いこと、何でも知ってるんですね…」

…俺の主は、最高だ…。

「そんな、光栄です…」

「恥ずかしいです、私…。初めて知ることばかりだから、すごく気持ち良くなって、体が勝手に動いてしまいました」

「いいんです、それで。俺は嬉しいです」

「長谷部さん…」

…俺は馬鹿かもしれない。
俺と主は“いい感じ”なのではないかと、錯覚している。

だって主が、あまりにも可愛らしいから…。
こんな表情を向けて下さるのは、もしかして俺のことを想ってくれているからなのでは、と。
勘違いも甚だしい。

俺は主から自身を離すと、みっともないソレを軽く後始末し、すぐに仕舞った。
主の身体を手拭いで綺麗に拭き取り、はだけさせた着物を帯の下に戻していく。

「申し訳ありません、主…。こんなに乱してしまって」

「いいんです。長谷部さんが落ち着いたみたいで、良かった」

「主のおかげです」

「あ、あの、恥ずかしいのですが、私…今日の、すごく好きでした。長谷部さんと一緒に気持ちよくなれて…。同じような指示が出たら…また、したいです」

うっ………。

「……かしこまりました」

本当に……俺の主は最高だ。



─その後、俺たちは本丸へ戻った。

夜まで何度か指示が出たが、軽い愛撫のみだった。

夜にはまた口づけのみの指示が出て、俺と主は熱く長い口づけを交わした。
いつか彼女と触れあえなくなるのでは、と頭をよぎり、俺は夜伽のたび、なかなか彼女を離すことができなかった。

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