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道の交わる時

第3章 探偵達の夜想曲


「ん?」
その時、小五郎の携帯が鳴った。
小五郎が確かめてみると、依頼人からのメールで、会う場所をコロンボに変えて欲しいとのことだった。
「って、時間まですぐじゃねえか!」
「じゃあ、急がなきゃ!」
そう言って蘭はサンドウィッチが入った皿を冷蔵庫に入れた。
「おい、それどうするんだよ?」
「今日の夕飯にするのよ」
「夕飯はサンドウィッチかよ...」
「そんなことよりお父さん、灰皿から灰がおちてるわよ!火事になったらどうするの!」
「あ、やべ...」
小五郎ば急いで灰を灰皿に入れる。
「まぁもっとも、ウチの家計は誰かさんのおかげで火の車だけどね」
「あ、それ、うまい...」
蘭の嫌味に焦っている小五郎。
そんな様子を見ては少し悲しそうに笑っていた。
そしてその様子を安室が見ていた。


一度ポアロに戻る安室と別れて、4人はコロンボに入ったが、依頼人はまだ来ていないようだった。
そして安室が来ても依頼人が来ないため、4人は昼食を食べることになった。
「これ美味しい!」蘭が言った。
「確かに、ここ初めてだけど、結構美味しいね」
の言葉に蘭が言った。
「が美味しいって言うの、珍しいね?」
「えー、そうかな?」
「そうだよ!気に入った?」
「そうだね。ここのペペロンチーノ、結構美味しいし、また来ようかな」
「さんはペペロンチーノがお好きなんですか?」
安室が尋ねた。
「えぇ、パスタの中で好きなのはそれです」
「そうなんですね!じゃあ、今度ランチメニューがペペロンチーノになった時は教えますね!」
笑顔で言った安室には思わず笑った。
「はい、楽しみにしてます!」
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