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道の交わる時

第3章 探偵達の夜想曲


4人が昼ごはんを食べ終わってもなお、依頼人は来なかった。
「いくらなんでも遅すぎない...?」
「あぁ、確かにな」
「ちなみに依頼内容というのは?」
安室の疑問に小五郎が答えた。
「あぁ、コインロッカーを見つけてくれだとよ」
依頼人の兄の遺品であるコインロッカーの鍵からロッカーの位置を特定してほしいとの事だった。
「それで30万くれるとよ」
「え、でもそれって、鍵を作った業者さんに電話すればすぐにわかるんじゃないの?」
の疑問に小五郎が言った。
「あぁ、そうだな。しかし、それでも約束は約束だ!」
「なんていうか、いや、人の仕事に口出すのも野暮か...」
呆れ顔のにコナンは乾いた笑いを浮かべていた。
「それにしても、本当に遅いね?場所はここであってるんだよね、お父さん」
「あぁ、依頼人からはコロンボに来てくれってある」
「別のコロンボということはありませんか?」
安室の疑問に小五郎が言った。
「いや、この辺にコロンボはここだけだ。ただなぁ、このメール、前とアドレスが違うんだよなぁ」
「じゃあ、もしかして依頼人の人はおじさんからの了解のメールを見ていないかもよ?」
コナンが言った。アドレスが違うという事は、もしかしたら、依頼人は自分の携帯の充電が切れそうだから、慌てて他人の携帯でメールをした可能性がある。そうだとすれば小五郎からの返信を見ておらず、毛利探偵事務所に行っているかもしれない。
「だとしたら急がなくちゃ!」
4人は毛利探偵事務所に引き返した。
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