• テキストサイズ

道の交わる時

第8章 8章


和泉守兼定は、新参者の部類に入る。
しかし、彼はその性格から、よくに色々な事を言うのだ。
ルールが必要だ、と言ったのも彼だ。もっともその内容は彼の元主である土方が所属していた新撰組の局中法度だったから厳格極まりないものだったが。
と加州が慌てて、本丸仕様にしたり、他の者にも意見を聞いて今のルールを作った。
罰がほとんど切腹だったのは記憶に新しい。そんなことしたら資源がいくらあっても足りない、と加州が頭を抱えていたのはいい思い出だ。

「もう、みんなでやるなら意味なくない?」
が笑いながら言った。
罰というのは、皆がやらない事をあえてさせるから罰なのだ。
「えぇ、確かに。ですが、和泉守殿が良しとしません」
「あー、兼さん、あぁ見えて真面目だもんねぇ」
仕方ない、と言いながら一期と笑いあうのだった。

「今度はもっと早く来てね」
「承知致しました」
/ 62ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp