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道の交わる時

第7章 ミステリートレイン


「全く、あなた何考えてるのよ!」阿笠博士の家で灰原の怒りが爆発した。
どうやら、コナンはミステリートレイン内でバーボンが灰原に接触する可能性があると考え、策を練っていたらしい。灰原には教えずに。
「私もそれはどうかと思うよ...」
が言った。
本人に教えておけばスムーズに進むこともあるだろうに。
「しょうがねぇだろ、まだ絶対に接触してくるとは限らなかったんだからよ」
コナンが言い訳めいたことを言った。
「今度からちゃんと言いなさいよ!騙されたみたいでムカつくんだから!」
「あ、それ、オメーなりのありがとう、ってことか?」
「なっ、ばっかじゃないの!?」
そう言って灰原は地下へと降りていった。
「ホントにバカ...」
「うっせーな...」
「それより、安室という男がバーボンなんじゃな?蘭君たちが危なくはないかの?」
博士が言った。
「あぁ、大丈夫だよ、今回の件は失敗に終わったし、バーボンもしばらくは大人しくしてるだろうよ...。あぁ、それと」
コナンがの方を見て言った。
「沖屋さんがお前と話したいってよ」
「誰それ?」
「今、新一の家に住んでいる大学院生じゃよ」
「なんでそんな人が私に?」
「さぁ...悪いようにはしないからって言ってたな」
「それ信じるの!?」
「あぁ!」
満面の笑みで言い切ったコナンに、は一抹の不安を抱いた。

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