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道の交わる時

第7章 ミステリートレイン


それでも奥へ進んで行ったは、小五郎が推理ショーをしている所に出くわした。
その推理は、壁に大きな鏡を貼り、扉が閉まっているかのように見せかけるものだった。
「なるほど。この人が持ってた絵画というのがその大きな鏡だったというわけね」
「その通り...って、!?」
自然に会話に入り込んだに、小五郎、もといコナンは驚いた。
「お前、なんでここに!?」
「ちょっと色々あってね。それより、その絵画はどこ?」
「ここですよ」
安室が持ってきて、外装をはがしながら言った。
「重いのはガラスだから。そしてこれを剥がせば...やはり、先生の推理は当たってましたね」
中からはガラスは出てきた。
「それに、ここに赤い塗料があるね。きっと部屋番を隠すため、かな」
すると、安東は言った。
「さ、最初は殺すつもりなんてなかったんだ!」
「最初は自首を進めるつもりだった!だがあいつはクイズの最中にこう言ったんだ。『こういうのは興奮する、あの大火事を思い出さないか』って。私の妻はあの火事で亡くなったのに...」

誰もがその言葉に沈黙していた時、後ろから煙の匂いがした、
「なんだこの匂い?」
「僕、ちょっと見てきます」
そう言って部屋の中を除いた安室は叫んだ。
「火事です!!」
その瞬間、皆がパニックになり叫んで前の車両に逃げて行った。
コナンは小五郎わ、揺り動かした。
「おじさん起きて!」
「ん?」
「さんも、早く安全なところへ!」
「でも、哀ちゃんが!」
「哀ちゃん?」
はここにきた理由を説明した。
「それなら僕が探してきます」
安室が言った。
「な、ダメですよ、火事だし、危ないです!」
「僕はそんな危ないところに貴女を行かせたくありません」
安室はきっぱりと言った。
「先生、コナン君、さんを」
「あ、あぁ」
「...」
それだけ言うと、安室は煙の中を進んで行った。

その後の事は、自身、あまりよく覚えていない。
気付けば列車から降りており、灰原も見つかっていた。
そして、世良もどうやら、もとの所で寝ていたそうだと気づいた。
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