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道の交わる時

第7章 ミステリートレイン


「あぁ、ごめん、大丈夫だよ。私は事故って聞いた。詳しくは教えてもらってないけど」
「本当に亡くなったのか?ボクと同じように、もしかしたら...」
そう言った世良を遮っては言った。
「それはない。遺体をこの目で見たから」
「!そう、か」
「うん...」

それから、どちらともなく二人は園子達のいる列車へと向かった。
すると、見知らぬ男と話す二人がいた。
「二人とも、どうしたの?」
「、世良さん!実はね」
蘭によると、どうやら二人は共犯者として探偵役の人を騙す必要があるらしい。
「へぇ、じゃあボク達も一枚噛ませてもらおうかな」
そう、世良は言った。
そして、4人で話をしていると、コナン達が現れた。
「ねぇ、ここって7号車のB席だよね?」
コナンの疑問に園子が言った。
「はぁ?何言ってんの、ここは6号車よ!」
「え!?」
そして、なんだかんだで、部屋を追い出されたコナンを見て蘭が言った。
「園子、すごい!」
「まあね、私の手にかかればこんなもんよ」
「心配なのは、世良さんがカードを持っていた事だね」
「あぁ、彼ならすぐに気づくかもな」
そう世良とが言っていると、再びドアが開いた。
「だから、なんなのよ!」
「ここって、本当は7号車でしょ?」
「な、何言って...」
「世良の姉ちゃんが持ってたカード、僕たちももらったんだ」
「あちゃー、やっぱり見られてたんだな」
「コナン君、凄いね!」

その後、車掌にトリックを見破ったと報告すると、まだ、謎は出題していないと聞いた。
不審に思った一行は、犯人役の者がいるであろう、6号車に向かい、ノックをした。
しかし、返事がないので園子がドアを開けると、男は頭から血を流して死んで横たわっていた。
「おじさん!もう、起きなさいよ!」
園子が大声で呼んだが起きる気配はない。
園子の近くから中の様子を見たは、小さく震えだした。
「?どうしたんだい?」
世良が声をかけた。
「あ、世良さ...」
は世良の服の裾を掴んで言った。
「あの人、死んでる」

世良はを蘭に頼み、コナンと共にドアを蹴破った。
そして小五郎を呼び、蘭、園子、、少年探偵団を阿笠博士の元へ向かわせた。
「しかし、珍しいな、アイツがあんなに怯えるなんて」
小五郎が呟いた。
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