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道の交わる時

第4章 暴かれた真実


阿笠博士の家で、はある人物と会う約束をしていた。
「コナン君、ごめんね。待たせちゃった?」
「ううん、そんな事ないよ!」
いたのはコナンだった。
からコナンに会いたいと言い、ここで会う約束を取り付けたのだ。
「今日、事情聴取だったんだよね?」
「そうそう。警察からも、怒られちゃった」
笑いながら言うにコナンは言った。
「警察から、も?」
「うん、さっき安室さんに会って。安室さんにも言われちゃった」
「...姉ちゃん、安室の兄ちゃんとどう言う関係なの?」
「?どういうって?」
の質問に中々答えないコナンに、今度はから質問を投げかけた。
「それより、あんたこそなにやってんのよ、新一?」
「な、なに言ってんの?ボクはコナンだよ」
「いや、あんたみたいな小学生いないから、っていうか、いてたまるか」
途端にしどろもどろになるコナンに対しては至って冷静に言った。
「少し調べたよ。キッドキラーとか言われてたり、少年探偵団とかやってたり。挙げ句の果てに小五郎おじさんが事件を解決してる時には必ずいる。バレない方がおかしいでしょ」
そこまでいうと、観念したのか、コナンは深いため息をつきながら言った。
「...蘭には言うなよ」
「言うわけないでしょ、バカにしてんの?」
「オメェなぁ...」
コナンが呆れながら何かを言おうとした時、第三者の声が入った。
「あら、もう音をあげたの?つまんないわね」
「灰原!危ねぇから来るな、っつったろ!?」
地下室から灰原が出てきて言った。
「あら、組織の仲間っていう説を最後まで否定していたのはどこの誰かしら?」
「組織?なんか知らないけど、まーた面倒な事してるわけ?」
話すことを渋るコナンを尻目に、灰原がに新一がコナンになった経緯、組織の事、安室がバーボンかもしれない事について話した。
「ふーん、そんな面倒なことが...」
「かかわるなよ」
コナンの念押しには返した。
「そうだね、面倒だからできるだけかかわらないようにするよ」
「それもどうなんだ...」
「あら、私さんの事、案外好きよ」
「あらまあ」
「えぇー?」
灰原の言葉に二人がそれぞれの反応をする。
灰原がクスリと笑った。
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