第7章 笑顔
「あっ……あんっ……」
奏から次第に嬌声が漏れ出す。その声に、さらに欲情する信也。この時を数ヶ月待っていたのだ。脳内で、ああしたい、こうしたい、という妄想は腐るほどしたが、いざこうしてみると、どうしたらいいのか分からず、奏の胸に釘付けだった。
左手で下着の上から奏の臀部を撫でる。どうやら、着痩せするタイプらしく、程よく肉つきがよく、なめらかで胸よりも弾力があった。下着の上からでは我慢が出来ず、無言で下着を剥ぎ取った。
「ひゃっ!? わ、わか! そんな、いきなり……だ、だめです! みちゃ、やです!」
両手でそこを隠そうと手を伸ばしたが、片手で両手を掴まれ、外したネクタイで手を縛られた。
「誰が隠していいって言った?」
「ひっ! あ、あ……す、すみ、ま、せん……」
必要以上に怖がらせてしまった事に内心舌打ちをしつつ、全裸となった奏を目に焼き付けるように隅から隅まで、隈なく見る。痣の配置、数、掻いている汗。それら全てを脳裏に焼き付ける。もう、自分にしか触れさせない体。愛しい体。
「奏、俺にお前の中を見せろ」
「はい……えっ!? はい!? そ、それって、どういう意味で……!」
両手を縛っているネクタイを解き、奏の両手をソコへ誘導する。
「見せろ奏お前の全部。ああ、お前の体は汚れてねぇから、そういう言い訳はきかねぇぞ」
「っ!」