第6章 監禁
「奏、私のものになって? 身も心も全部……全部……」
「……わ、かり、ました……」
私はベッドへと押し倒され、猿轡をはめられた。声も嗚咽も出せず、大きく足を広げられ、足首に紐が括り付けられ、ベッドの淵と繋げられた。手足の自由も、発言の自由も、もうない。そして、乳首と下の突起物にローターをテープで固定された。そして、弱弱しい振動と機械音を始めた。
男性はゆっくりと私から離れ、ベッドから立ち上がる。
「ゲームをしようか。一時間、私は君に触れないし、何もしない。一時間後に、君が私を求めなかったら、君の勝ち。君の望みを一つだけ叶えてあげる。一時間後に、君が私を求めたら、私の勝ち。……何をするかは、その時のお楽しみだよ。さぁ、どうする? ゲームする? しない?」
フェアじゃない。望みを叶えるって言いながら、既に最大の望みの希望を消している。だが、何か打開策があるかもしれない。チャンスは、掴まなければならない。
私は、首を縦に振り、ゲームをする意思表示をした。
途端に、振動がやや強まる。
「んっ……んっん……」
「それじゃあ、また一時間後に……」
そう言って彼は、部屋から去っていった。