第2章 罠
「ずっと手に入れたかった女から告られて、挙句に体を求められて」
ズボンからそそり立った物が出された。
始めてみる信也の男性器に喉が鳴る。
「好きだ奏。ずっとずっと手に入れたかった」
言葉と同時にそれが一気に中へ入れられた。
圧迫感が押し寄せる。
思っていたよりもそれは固くて太い。
いれられただけで意識が飛びそうになった。
待ち望んだ時間。
恋焦がれた瞬間。
信也の事が好きだと思い知らされる。
始めて気持ちが重なった気がした。
「おっきぃ……よぉ……」
「動くぞ」
ゆっくりと律動が始まった。
それに合わせて喘ぎ声が漏れる。
信也の背中に腕を回し、抱きしめた。
「あっああ! きもちぃいよぉお!」
「俺も気持ちいいよ。奏」
心が満たされる。
律動は徐々に早くなっていく。
「あっあっだめ、いくっいっちゃううう」
「俺も、だすぞっ!」
「あああああっ!」