第2章 罠
そういえば、いままで好きに弄ばれてきたからか見たことも無かった。
大きさや太さなども知らないのだ。
気になった。
存在を主張するように膨らんだ股間。
再び触れると、信也の体が反応を示した。
「お前な、髪乾かしてるんだから刺激するな」
そうは言われても気になる物は仕方ない。
信也がどこをどうすれば気持ちいいのか。
どこをどうすれば気持ちさせる事が出来るのか知りたい。
「私を犯した時、信也何もしてないけど……処理とか、その……」
「聞くな」
恐らく信也の事だ。
我慢するか後で処理したのだろう。
「欲しい……」
「は!?」
目が合う。
二人して驚愕の顔を浮かべていた。
髪を乾かし終わった信也はドライヤーをベッドに投げ、奏を押し倒し馬乗りになる。
唇が重なり舌が絡りあう。
「夢みたいだ」
信也が呟いた。