第11章 出会いと思い
膝立ちになり、葛城のジャケットを丁寧に脱がせる。シャツのボタンを一つずつ外し、床に落とす。そして現れた、鍛えられた無駄の無い体に目を奪われつつ、乳首へと吸い付く。吸ったり優しく噛んだり舐めたりを繰り返しながら、手はベルトへと伸ばす。だが、吸い付きながらだと上手くベルトが外せず、葛城が自らベルトの止め具を外した。思わず、口元がにやけつつも、乳首への愛撫を止めない。ズボンのチャックを手探りでおろし、ズボンと下着を一緒に下ろす。乳首から顔を離し、腕を引っ張り、ベッドへと誘う。葛城は何も言わずに、そのリードへと従い、ベッドへとのぼる。全体重を使って葛城を押し倒し、既に大きくなっている物を口へ含む。全ては口に入らず、根元部分を手で握り、出し入れに合わせて手を動かす。時折聞こえてくる切なげな声が堪らなく嬉しく、速度を速めたり、強く吸ったりを織り交ぜながら愛撫する。
「ん……お嬢様……お尻をこちらへ向けてください」
「ん? こ、う……?」
「お上手ですよ。お嬢様」
「うんっ……ふあああっ!」
葛城の舌が、膣内へと進入し、既に出ていた愛液を舐められる。思わず体が飛び跳ね、口から一物が出てしまう。
「続けてください……お嬢様……」
「ひゃあ……そん、な……むりぃい」
「じゃあ、やめてしまいますよ? いいのですか?」
「っ! やめ、ないで……」