• テキストサイズ

【短編集】ブーゲンビリア【R18】

第11章 出会いと思い



 満足そうに微笑み、膣への愛撫を再開させる。
 刺激に下半身が痺れ、頭も真っ白になっていく。それでも、再び口へと一物を入れ、吸う。上も下も愛撫されているような感覚に、力が抜けていく。
 気が付いた時には、上下が逆になっており、自分の上には天井と、熱い目をした葛城。何が起きたか理解できない速さだったが、どうやら、押し倒されたらしい。熱く猛った物が股の間に擦りつけられる。その度に、厭らしい水音が響く。

「こんなに濡らして、お嬢様は本当に淫乱でいらっしゃいますね。そんなに欲しいですか?」
「ひうっ……い、いわな……いで……」
「言わないと、ずっとこのままですよ?」

 熱い吐息が混ざり合う距離まで接近し、そのまま口付ける。舌が絡み合い、唇が離れると、糸が光で反射した。虚ろな目で葛城を見つめ、無意識に腰を浮かせる。

「信也の……おっきいの……ちょうだい……」
「どこに?」
「奏の中に……おっきいのがほしいぃのぉ……」

 刹那。下半身が広げられ、中が圧迫される。何度されても、キツい。中を広げながら、奥へ奥へとそれは入っていく。そして、一旦抜かれると、一気に奥まで突かれた。

「ふああああっ!」

 思わず声が漏れ、下半身に力が入る。体が弓なりに反れ、痙攣した。頭が真っ白になり、体中に電流が走る。耐え切れず、葛城の背中へ腕を回し、キツく抱きしめた。
 その反応が愛おしく、奏の頭を撫でる。律動を開始し、既に知っている一番感じる所ばかりを狙って突き上げた。その度に、喘ぎ声と混ざり合う音が響く。この瞬間が、葛城は幸せだ。
/ 140ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp