第1章 吉羅暁彦
返事の代わりに「吉羅くん。お付き合いしてくれませんか?」
そう言われトリガーが外れたようにお互いにキスをする
「ンんっ....ふぁっ」
舌が絡まり濡れる音がする
ボレロを脱がすとオフショルダーのパーティードレスが目に入る
肩や首筋を撫でながらキスを繰り返す
キスに夢中になってついていくのが精一杯の
気付かぬうちに肩を撫でていた手が背中のジッパーを下げていた
吉羅の胸元にあった手をするりと腕を捕まれ下に降ろされると自然に落ちるドレス
そのまま掴んだ腕を離した吉羅が腰を撫でてきたことで脱がされた事に気づく
「ま、待ってここじゃイヤ」
そう言って行為を止めさせる
「じゃあお望み通り寝室に移動しましょうか」
そう言い私を立たせる それと同時に足元に完全に落ちてしまった洋服に「あっ、///」なんて反応をしているうちにお姫様抱っこで寝室に連れていかれる
寝室には服を着たスーツの上着だけを脱いだ吉羅と下着姿の私
「私だけじゃ嫌 吉羅くんも脱いで」
と恥ずかしそうに言ってくる
いいことを思いついたと思い
「いいですよただし交換条件が」
と言うとなに?と聞いてくる
「暁彦と呼んでください。」