第7章 七海建人
そんな意地悪な問いをしてくる夏油
そっか残っても何も意味無かったんだ。とふと思い出す。
「悟先輩 ごめんね...」
そう言い夏油に隠れると
「じゃぁね悟」
という声と共にあっという間に連れ去られる
揉まれに揉まれ気付いた時は違う建物にいた
それからというものの暇を持て余し続けた私は双子の世話を押し付けられることとなる
最初は断ったもののメリハリのないこの生活に飽き飽きし始めていた結果楽しみの一つとなっていた
私の名前を呼び懐いてくれる2人が可愛くて誰かに求められるというという気持ちよさに気付いてしまった私はもう戻ることはできなかった
2人も成長期に入り学校にという話が出てきたが帰ってくるとクラスの奴らはクソだとか顔しか見てないとかそんな話ばかりが出てくるようになる
そんな話をいつも通りするが今日はいつもと様子が違った
「ねぇ さんってエッチしたことある?」
という衝撃発言される
飲んでいたお茶を上手く嚥下できずむせ返る
「ごほっ どっ、こで んん“そんな話教わってきたの」
と息を整え質問すると
「なんかー昨日の授業でー?せーしがどーたらこーたらとかって」
と包み隠さず喋る2人