第1章 吉羅暁彦
戸惑うのシートベルトを外した後横抱きにし強引に車外へ連れ出す。
驚いたのか小さな悲鳴とともに膝においてあった手がスーツの襟元をつかむ
部屋につくと置物のように動かないをソファに下ろす
「何か用意してきます」
そう言いリラックスさせるためかテレビの電源をつけてリビングから移動する吉羅
テレビの音に日常に帰りつつあると
「お待たせしました」
との声とともに非日常戻されそうになる
「強引だったのは謝ります。でもああでもしないと話せないと思って」
と手を握り話してくる吉羅にドキドキと心臓が鳴り出し日常に戻される
切り替えるように「さっ乾杯しましょう さんの好きなチーズもありますよ」
とテレビを消しグラスを持たせる吉羅
チーズに誘われ乾杯をする私
早速口にするとなにこれ美味しい!と黙々と食べる
くすっと笑い声が聞こえ声の主を見ると
「さんは昔から本当にチーズが好きですね。」
「い、いいじゃない別に」
と照れながらむくれると
「別に何も悪くないですよ。ただ可愛いなと思って」
と返され落ち着いていた顔が再び赤くなる
ぎしっとなるソファの音とともに近づいてくる吉羅
「さん すみません嫌だったら叩いてください」
そういうとそっとキスをしてくる吉羅
「んっ」