第4章 トレイ・クローバー
「いやだ...。見ないで下さい。お願い見ないで」
そういいながら目を閉じて掴まれた顔を背けようとしながら懇願する
そんな私を嘲笑うかのようにクスリと笑うトレイ先輩
「お前 本当にそう思ってるのか?」
そういいながら顔の手を外す先輩に首を縦に振り激しい同意を見せる
「そうか」
とボソリと呟くと片手と片足軽く抑えられているだけだった両足がトレイ先輩の両手で開かれる形に変わる
身長差のためか先程とは違った開き方をされているためか軽く浮き上がるお尻
鏡に映し出された先ほどよりも大胆な姿に悲鳴をあげる
「いやぁあああ\\\\」
という私に
「こらこら、本当に聞こえちゃうぞ?いいのか?こんな姿見られても」
と脅しをかけてくるトレイ先輩に黙ることしかできない私
「そう 大人しくしていれば何もしないから」
といい顔に軽くキスをされる
軽い驚きとともに信じられなくて
「本当ですか?」
と聞くと
「あぁ本当だ」
と返され黙ってこの場が過ぎることを願い始める
しばらくその姿勢のまま放置されるものの私のことをジーッと見つめるトレイ先輩の鏡越しの視線に気まずくなり途中で目を逸らす