第1章 吉羅暁彦
「金澤さんは昔から手が早いですから」
とあらかじめ釘を刺す
昔から好きだったは金澤さんと学生時代は付き合っていて卒業後はしばらく続いていたらしいけど別れたのは風の噂で聞いていた
その後金澤さんの喉のことや姉のことなど色々あり疎遠になっていたが今日ここで再会することが出来た。
円もたけなわになり釘を刺したことが効いたのか大人しく帰る金澤さん
次いでさんも帰ろうとしたので送っていきます。と引き止めると
「じゃお言葉に甘えちゃおうかな…」
と言ってくれた
今日は元々車出来ていたのでノンアルコールで済ましていたがそのかいがあった
「ご自宅は以前とは違うんですか?」と聞くと
「流石にこの年になってまではね。何年か前に一人暮らしを始めたよ。」
と返ってきたので
「何かきっかけがあったんですか?例えば彼氏とか」
と思いきって聞いてみると
「うーん。まぁそんなとこかな。今は居ないけどいい転機ではあったとは思うよ」
と返って来て思わず心の中でガッツポーズをとるチャンスと思い思わず
「少しドライブしてから帰りませんか?」
というと許可がおりたので道をそれる
「失礼ですがさんは卒業したあと金澤さんとはあまり長く続かなかったんですね。正直意外でした。」
と言うと