第3章 七瀬遙
と言うとさらにドン引きした顔の真琴
「えっってことははるの知らぬ間に子種の元触らせてるってこと!?!? はるがのこと好きなのは知ってたけどちょっとそれはドン引きだよ俺」
「ばかっこえがでかっ」
と返そうとするとばんっと何かが落ちる音がしその方向を見ると顔を赤くしぱちくりと目をパタパタする
終わった今の絶対聞かれた
「えーっとごめんトイレ!」
そう言い逃げるを追いかける
「ちょっと待て話を聞け!」
そういい我が家で風呂以外に唯一鍵のかかるトイレに逃げ込もうとするをすんでで捕まえる
「あっ」
と言うと先ほどと同様に真っ赤な顔をし視線を泳がせる
くそ やっぱり可愛い
幼い頃はこれにスカートをもじもじとしながら足を一緒に動かす姿が幼目にとても可愛く見えた
おばさんに釣れられて初めて挨拶に来た時は背中に張り付いてなかなか顔を見せてくれなかったが今も空いた片手で顔を隠し
「見ないでぇ...」
と弱々しく泣きそうな声を出す
頼むからこれ以上煽らないでくれ
そう思いながらギリっと歯を食いしばると俺の後ろからはるー?と真琴が俺を呼ぶ