第7章 七海建人
否定した頃には遅くドクドクと脈打つそれを感じながら同時にイカされ体力の限界を迎えた
目が覚めるとリビングではなく再びベットへと寝かせられていた
横で眠る七海先輩を見てふと
「逃げなきゃ」という思いが出る
ふわふわとした体に鞭を打ち部屋を出て廊下を歩き始める
ベタベタした感覚はなく下着はないもののシャツで隠されてはいる
どこかの家で拝借しないと...なんて考えているとごぽっと中から出てくる
綺麗にはされていたものの完全ではなかったのか白い液が脚を伝う
夏油にさえされなかった中出しをいとも簡単に許してしまったこの身体が恨めしい
「...好きだけど不釣り合いすぎるよ...」ぼそりと呟く
学生の時からの憧れの存在 こんな私は似つかわしくない
「...早く逃げなきゃ」そう呟くと
「いったいどこに行こうというのです」と声をかけられる
「な、七海建人...」
振り向き姿を視認するとするりと少しずつ後退る
玄関に背をつき鍵を探り手に確認しようとすると手を掴まれ妨害される
「どこに逃げようというのですか」
その問いに答えない私に
「まさかまた奴の元に戻ろうというのですか」