第7章 七海建人
だってそこしかもう無いよね。貴方の敵になるしか道はもう無い。一生交われない。
「七海先輩には関係ないです」
そう拒絶する
「あれだけ好きと言っておきながら今更関係ないと?」
「...昔の話です」
「先程も好きと言っていましたが」
「.....気のせい..です」
まさか聞かれていたなんて恥ずかしくて逃げたい
「どうして私が貴方を引き受けているかわかりますか?」
そう問いかける七海先輩
「さぁ?処刑待ちで監視に為じゃ無いんですか?」
あー言ってて悲しくなるどうせ私になんて興味はないよねこれは任務
「貴方の処刑はあり得ません。貴方を処刑するようなことがあれば私は再びこの世界を辞める。その条件で貴方を今手元に置いています」
「....なんでそんなこと」と理由を聞く
「貴方が夏油に弄ばれていたあの時抑えられませんでした。ただの妹だと思っていた貴方が消え奴の手によって女として咲かせられた。嫌がりながらも感じるそれを制御できない身体を好き勝手にされていると思った時我慢できませんでした。気づいた時には奪っていた」
とあの時の気持ちを見つめられながら語られる
「どうやら好きだと慕ってくれていた後輩に絆されていたのにも気付かずにずっと妹だと思い続けていた様です」