• テキストサイズ

赤井さんちの一人娘

第6章 私の初任務とあの人の存在


「ここにいたんですか」

「あ、まま!!」

私は後ろを振り向き彼の元に駆け寄った。バーボンは、私を上手く抱き留めると、私が持っていた銃をちらりと見た。

「昨日はジンがごめんね。ドア大丈夫だった?」

「あなたが謝ることではありませんよ。ドアは使い物にならかったので、昨日はスコッチの部屋に泊めてもらったので、大丈夫ですよ」

やはりドアはダメだったらしい。私はちょっと苦笑いをして、ふと後ろに見知らぬ男の人がいるのに気づいた。…………バーボンと共にしている髭面の男…確か名前は………

「…スコッチ?」

「おっ、正解!初めましてだよな?俺はスコッチ。よろしくななずなちゃん」

やけに人懐っこそうな顔を向けるスコッチ。2分の1の確率だったが、当たってよかった。

「私のこと知ってるの?」

期待の新人として有名な彼らならまだしも、私はただのジンの駒だ。彼が私を知っていることが驚きだ。

「そりゃあ…なぁ?」

何故か言い辛そうにバーボンに助けを求めるスコッチ。バーボンもいい辛そうだ。私はピンと来た。

「………あぁ!ジンの隠し子だって噂?あれ、デマだよ」

誰がどう見たって、私がジンの子供ではないことくらい人目で分かるだろう。すると、2人は少し苦笑いをした。…え?違うの??

「……そんなことより、あなた今回の任務知ってるんですか?」

………あ、話変えた。
/ 214ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp