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赤井さんちの一人娘

第14章 季節外れのハロウィンパーティーは悪夢からの良心


~誰かside~

なずなはジョディ先生と一緒だった。ジョディ先生は新出医師の代わりに迎えに来たと言い、1人では心細いだろうから彼女も一緒に来て欲しいと頼んだそう。灰原は少し考えたが、大人しく着いていき、彼女と共に車に乗り込む。

「今から行くお医者様は名医なんだって!! すぐ良くなるよ!!」

何故だかリュックなどの多くの荷物を隣に置いているなずな。しかし彼女は頑是無い様子で、そう灰原に声をかける。しかし、その後方に新出医師が運転する車が着いて来ていた。

「………あれ? 後ろの車に乗っているの新出先生だ!! 先生も灰原さんが心配で来ちゃったんだね」

のほほんとそんなことを口にする彼女。そして、大きな欠伸をすると、こてんっと眠りについた。そんな彼女を鏡越しに見て、ジョディ先生は呟いた。

「安心して頂戴…ただの睡眠薬よ…。ここから先は彼女は知らない方がいい……そうでしょう?」

ジョディ先生は予定していた港に辿り着くと、車を停めて、後をつけてきた新出医師と対面するために車から降りた。

「どういうつもりですか?」

新出医師は車を降りると、そう彼女に尋ねる。それに対してジョディ先生はたった今仕入れた情報を使った。

目の前にいる人物の正体…それを暴くために
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