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【戦国BASARA】*月夜の盃 2*【R18】

第1章 再会の意味




男にこんなことをされるのは初めてだ。

・・・いや、正確には松永のことがあるから初めてではないが。

しかし想い合う男女が契りを交わすという意味でのこの行為は、初めてに違いはない。


──自分が信じられなかった。

例えば誰かと婚姻することになったのなら、いつかこのようなことになるのだと知ってはいた。

でも今まで、そんなことはずっとずっと先のことだと思っていたのだ。

そもそも想い合う者が相手だとも限らなかった。

婚姻は家のためにするものであって、私もいつか立場上必要な相手を、いつか誰かに示されるのだと思っていたのだ。

そして、それでいいと思っていた。

それが当たり前なのだと。

こんな風に、自分の想う相手に触れられる日が来るとは思っていなかった。

それがこんなにも心地良いということも、知らなかったのだ。


「・・・んっ・・・政宗殿、やっぱり、こんなことはっ・・・」

「・・・黙ってろ」


右胸を包むように触れられると、そのまま軽く揉みしだかれた。

その手の動きに合わせるように息が上がっていく。


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