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【戦国BASARA】*月夜の盃 2*【R18】

第4章 雪どけの朝




それは、二人が果てるまで、長く長く続いた。

お互いの気持ちを、快感を求め合うことで手繰り寄せていた。

疲れはて、私たちが横になっているこの部屋には、酒とか、男とか、女とか、色々な匂いが充満していた。


「・・・政宗殿」


彼の腕に頭を乗せて眠りながら、ポツリと彼を呼んだ。


「・・・どうした」

「私はしばらく腰が使い物にならぬぞ」

「フッ・・・そりゃ悪かったな。でも悦かったろ?」

「・・・・・・・・・・・・・・・そ、それは、まあ・・・よかった」

「・・・」


驚いた顔でまじまじと覗き困れると、さすがに恥ずかしくなり、顔を背けた。

すると、無理矢理顔を戻されて、口づけを落とされる。


「素直になったな、アンタ。可愛いじゃねぇか」

「可愛い可愛い言うなっ! 恥ずかしいだろ! ・・・だって、仕方ないじゃないか。もう私には、お前に反抗する理由がないんだ。・・・お前に触れられて、求められて・・・それが気持ち良くないわけない・・・。」

「・・・・オイ紫乃、煽ってんのか?」

「煽ってない!」


とてもあと一回など、この腰では無理で、私はまた覆い被さってくる政宗殿の体を押し戻した。

冗談だったようで、彼はすぐにまた私の隣に寝そべった。


「・・・ん?あれはなんだ?」


窓の外の景色が目に入り、私は体を起こした。


「どうした。」

「外が、なんだか白く・・・」


私が立ち上がって窓際に寄ると、政宗殿も腰をあげ、ついてきた。


「初雪だな」

「雪・・・?」



降り積もる雪は、まるで私たちを見ているようであった。



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