第4章 雪どけの朝
体の温度が一気に上昇していく。
彼が腰を進め、それはすぐに、私のナカに入っていく。
「待っ、あの・・・」
「待てねぇ・・・」
「あ、あ、ああっ・・・」
「っ・・・」
痛むことを覚悟したのだが、おそらく私は、痛みを感じるには濡れすぎていたのだ。
容易に受け入れたそれは、私から理性を奪い、政宗殿もいっさいの余裕を手離していた。
「あっ、あっ、政・・・だ、めっ・・・」
「ハッ、ハァッ、紫乃っ・・・」
私ばかり気持ちよく刺激されてきたが、今の政宗殿の表情は、快感に耐えるように歯を噛みしめ、目を閉じていた。
その表情に見とれていると、彼はふいに目を開けて、またニヤリと笑うのだ。
「あっ、あっ、あっ・・・」
「お前はもう、俺のモンだっ・・・マジで、誰にも、渡さねぇっ・・・」
「当たり、前だっ・・・こんなことっ・・・あっ・・・政宗、殿としか、できなっ・・・んっ・・・」
「ハァッ・・・ちくしょう、可愛いんだよっ・・お前はっ・・・」
「私は、もうっ・・・あっ・・・」
──私は、もう、政宗殿のものだ。