第1章 手を繋いで【桂夢/甘】
「ったく、またストーカーしやがって…」
目の前にはふわふわの銀髪パーマの男が立っていた。
「ちょっと!さっちゃんに謝って下さい」
「んあ?お姉さん、見たことない顔だな?」
じーっと顔を見られて恥ずかしくなり、
「あんまりジロジロ見ないで下さい」
顔を赤らめて俯くと、クイっと顎を掴まれ視線を無理矢理合わせてくる
「いや、離してっ!」
「良く見たら可愛い顔してるじゃねーか…銀さんの好みだわ~ちょっとこっち来てくれない………?」
え、今この人…自分の事を銀さんって言った?
私の聞き間違いかな?
「な、銀さんとイイコトしよーぜ?」
どんどん近付いてくる銀パ男
「しません!私には恋人が居ますから!」
「おい、銀時!貴様そこで何してる!」
あ、この声は……