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銀魂短篇集☆

第1章 手を繋いで【桂夢/甘】


気付かれないように電柱に隠れていると、の頭上から声がした。


「ちょっと、そこ退いてくれる?私の縄張りなんだけど?」


「いや、私も今忙しいんで」


あなたがどっか行ってください 
ん……?頭上からってどういう事だろ?

気になって見上げると、
電柱の上には
超スタイルが良い眼鏡美女が仁王立ちしてを睨んでいた。

 
サッと身軽に地面に降り立つ


間髪入れる事なくに迫ってくる。
 

「もしかして、アナタも銀さん狙ってるんじゃ無いでしょうね?」

「いえいえ!誤解しないで下さい!私は桂小太郎の彼女ですから!」




「え、そうなの?なぁーんだ、心配して損しちゃった!」


「はい、あの…もしかして猿飛さんですか?」

「そうよ!さっちゃんて呼んでも良いわよ!」 

小太郎に聞いたことがある
元お庭番衆の凄腕くのいちで

銀時さんにお熱なんだと



「一度お会いしたかったので嬉しいな!私はです!」


「ちゃん、仲良くしましょう!ここだけの話……近い将来、坂田あやめになるん……」
 



ゴツッ
「あうっ…!」
言い終わる前に
誰かに後頭部チョップされて
さっちゃんが倒れ込んできた

「さっちゃん!大丈夫ですか!?」



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