第1章 手を繋いで【桂夢/甘】
ん、待てよ?
正攻法で攻め込んでもダメだって事は…
興味無いフリして付けてけば良いじゃん!
やだ、私ったら頭いい!
「どうしてもダメなんだね……」
しょんぼりと落ち込むフリをすると
「……時が来たら紹介するから、そう落ち込むな」
落ち込む(フリをしている)を抱き寄せると
チュッと優しいキスを一つ落とす。
「ん…小太郎」
「…もう大丈夫か?名残惜しいが、銀時を待たせるとスーパーウルトラジャンボパフェを奢れと煩いからな…」
スーパーウルトラジャンボパフェとは
江戸一番の甘味処、雪だるまの名物で四人前のフルーツ、生クリーム、アイスがトッピングされた代物…
お値段何と8000円也~
ボッタクリの様にも見えますが、10分以内に食べきればタダになるチャレンジメニュー…
相当な甘党、大食いの人じゃないと食べきるのは不可能…
「フフッ…もう大丈夫。さ、早く行ってらっしゃい」
「ああ、分かっているさ。エリザベス!行くぞ」
エリザベスと一緒に出掛けていった小太郎に手を振る。
フフフ~では小太郎尾行作戦
スタートオオォ!