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銀魂短篇集☆

第1章 手を繋いで【桂夢/甘】


「誰かと思えば、か…ふぁあー…いつもこんな起こし方して飽きんのか?」


「全く飽きないよ?だって小太郎の反応面白いし!」

「なら良いのだが…」
「さ、早くこっちきてよ!髪解かしてあげるから!」


長い桂の髪を優しくブラッシングしながら、
他愛のない話をする事、
それが唯一私が小太郎を独り占め出来る時間




「今日は何処か出掛けるの?」


「あぁ、銀時の所へな」


「ね、私も行っちゃだ…「絶対にダメだ」

「なんで?」
「ダメなものは、ダメだ」
私達が付き合いだしてからもう三年になるのに
何故か銀時さんには未だに会わせてくれないのだ。


理由を聞いても教えてくれる気配は無し!


こうも反対されると気になってしまうのが人間ってもんでしょ!?

それに…私の知らない小太郎を知っている
銀時さんに小太郎の事をいっぱい聞いてみたい




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